○議長(
本多勝実) ご異議なしと認めます。 よって、
今期定例会の会期は、本日6日から20日までの15日間とすることに決しました。 会議日程については、
議会運営委員長報告のとおりであります。 ただいま日程表を配付いたさせます。 (日程表 配付)
○議長(
本多勝実)
今期定例会における
一般質問の通告者は14人であります。 来る12日より
一般質問の日程でありますが、発言要旨につきましては、明日7日午後4時までに事務局へ通告くださるようお願いいたします。 また、質疑通告につきましても、同じく、明日7日午後4時までに事務局へ通告くださるようお願いいたします。
○議長(
本多勝実) 議事日程に従い、市長提出の議案第86号から議案第109号までの24件、並びに請願第7号の1件を一括議題といたします。 なお、当局より正誤表の提出がありましたので、内容につきましては、お手元に配付いたしました正誤表のとおりでありますので、ご了承願います。
○議長(
本多勝実) これより市長の提案理由の説明を求めます。
◎市長(三保恵一) 議長、市長。
○議長(
本多勝実) 市長。 (市長 三保恵一 登壇)
◎市長(三保恵一) おはようございます。 市議会12月定例会を招集いたしましたところ、ご多用の中ご参集を賜りまして、誠にありがとうございます。 それでは、定例会でありますので、提出事件の説明を申し上げます前に、現在までの主な事務事業の
執行状況等について、ご報告を申し上げます。 初めに、
新型コロナワクチン接種の進捗状況について申し上げます。 まず、接種率については、12月1日現在、国のVRS、
ワクチン接種記録システム上の数値で申し上げますと、3回目接種の接種率が65歳以上では97.30%、5歳以上の
対象者では87.18%、4回目接種の接種率は12歳以上の
対象者では62.45%となっております。 なお、
新型コロナワクチンの
オミクロン株対応2価ワクチンについては、9月28日から接種を開始し、接種
対象の方には順次接種券を発送しておりますので、発症・
重症化予防の観点から
ワクチン接種がお済でない方は、速やかな接種をお願いいたします。 次に、
原子力発電所事故に関連する
健康管理対策の
実施状況等について申し上げます。 ホールボディカウンターによる
内部被ばく線量調査については、10巡目の案内を実施しており、4月から10月末までに165人の受診がありました。このうち、4.2%に当たる7人に
検出下限値以上の測定値が見られましたが、幸いにして問題のある事案はありませんでした。 また、
ガラスバッチによる
外部被ばく線量調査については、測定を希望される方131人に
ガラスバッチを送付して、9月1日から10月31日までの2か月間調査を実施いたしました。なお、
年間換算追加被ばく線量については、現在分析作業中であります。 次に、第66回二本松の菊人形については、10月8日から11月13日までの37日間にわたり、
県立霞ヶ城公園において開催いたしました。今年は3年ぶりの通常開催であり、テーマを「竹取物語」と題し、物語中の印象的なシーンを5場面、二本松にゆかりのある人物として鎌倉時代の
御家人安達盛長の1場面を展開いたしました。また、10年ぶりに2,000輪を超える千輪咲の出品があり、会期中の好天にも恵まれたことから、入場者は昨年開催の菊花展を上回る4万569人となったところであります。来場された皆様からは、充実した見応えのある菊人形について称賛をいただくことができました。 また、菊人形と
二本松歴史館の両方お楽しみいただくことを目的として、
ダブルチケットを販売いたしましたところ、一般・高校生以下合わせて5,757枚を販売いたしました。 なお、
菊人形開催期間中のに
ほんまつ城報館入館者数は3万8,112人で、うち、
二本松歴史館は、常設展が8,161人、企画展が8,134人でした。 関係各位並びに市民の皆様のご協力とご支援に対しまして、厚く御礼を申し上げます。 次に、農作物の状況でありますが、今年の天候は、遅霜の影響は少なかったものの、6月下旬から7月上旬にかけての高温、7月中旬から8月にかけての日照低下や大雨等があり、一部の農作物では出荷量が減少するなどの影響を受けました。 水稲においては、開花期における
天候不順等の影響により、不稔や登熟不良が懸念されたものの、農林水産省が公表している10月25日現在の福島県中通りの作況指数は100で平年並みとなりました。 なお、11月15日検査買入れまでの一等米の比率は、
二本松地域、安達地域、東和地域が約99%、岩代地域が約91%となっております。 野菜においては、6月下旬から7月上旬にかけての高温により、キュウリの芯焼けやインゲンの花落ちが発生し、一時出荷量の減少が見られましたが、主力品目であるキュウリはその後回復し、販売価格についてもおおむね高値安定で推移しました。 果樹においては、梨の果実は大玉傾向となりましたが、販売価格は前年より下回りました。リンゴについては、大きさ、収量、販売価格とも平年並みの見込みとなっております。 以上申し上げましたほか、現在までに発注いたしました主な
土木建設等事業の進捗状況は別紙(1)のとおりであり、11月30日までの各部における主要な
業務行事等の実施状況は別紙(2)のとおりであります。 それでは、
今期定例会に提案申し上げました議案及び報告事件について、その概要を申し上げます。 初めに、報告事件について申し上げます。 報告第20号から報告第27号までの
専決処分の報告については、いずれも議会の指定に基づく
損害賠償額の決定の報告であります。
専決処分書に記載のとおり、報告第20号は、市道の陥没箇所を走行したことによる
相手方車両の破損、報告第21号は、
市道のり面の立木が倒れ、避けきれず接触したことによる
相手方車両の破損、報告第22号は、
市道のり面の樹木から枝が落下し、直撃したことによる
相手方車両の破損、報告第23号及び報告第24号は、駐車場内における除草作業中の飛び石による
相手方車両の破損、報告第25号、報告第26号及び報告第27号は、
市有自動車の接触事故による
相手方車両の破損に関するものでありますが、それぞれ相手方と損害賠償について合意し、
地方自治法第180条第1項の規定により
専決処分を行い、示談をいたしましたので、同条第2項の規定により報告するものであります。 次に、議案の説明を申し上げます。
今期定例会に提案いたしました事件は24件であります。 まず、議案第86号令和元
年度下水道事業会計決算の再認定、議案第87号令和2
年度下水道事業会計決算の再認定及び議案第88号令和3
年度下水道事業会計決算の再認定の3件については、いずれの決算もさきにご審議の上、認定いただいたところでありますが、消費税の確定申告の関係から、決算の一部を修正し、改めて議会の再認定に付すものであります。 議案第89
号専決処分の承認を求めることについては、国の電力・ガス・食料品等の
価格高騰対策に伴い、
住民税非課税世帯等に対する
緊急支援給付金を速やかに支給するため、給付金の支給に要する経費について、
地方自治法第179条第1項の規定に基づき、10月12日付で令和4年度
一般会計補正予算を
専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 議案第90
号地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する
条例制定については、職員の定年延長に関し必要な事項を定めるとともに、関連する条例について所要の改正等を行うものであります。 議案第91
号議会議員の
議員報酬等に関する条例の一部改正、議案第92号常勤の特別職の給与の支給等に関する条例の一部改正、議案第93号職員の給与に関する条例の一部改正、議案第94号一般職の
任期付職員の採用等に関する条例の一部改正、及び議案第95
号会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正の5件については、市特別職及び市職員等の
給与等改定に関する議案であります。本市職員の給与等については、従来から国の
人事院勧告、
県人事委員会の勧告を尊重しており、特に県内の
民間給与実態に基づき勧告を行っている
県人事委員会勧告に準拠して改定をしてまいりましたので、このたびもその内容に沿って改正しようとするものであります。 改正の主な内容としまして、職員の給与については、本年4月に遡り若年層に重点を置いて給料表を改定し、給料月額を平均0.3%引上げ、期末・勤勉手当については、
年間支給割合を0.1月分引上げ、4.35月とすること。 また、
特定任期付職員の給与については、
行政職給料表との均衡を基本に給料表を改定し、期末手当の
年間支給割合を0.05月分引上げ、3.25月とすること。 さらに、
市長等特別職及び議会議員の期末手当についても、年間の支給割合を0.05月分引上げ、3.25月とするものであります。 併せて、
会計年度任用職員の給与についても、
行政職給料表との均衡を基本に給料表を改定し、期末手当の
年間支給割合を0.05月分引上げ2.4月とし、来年1月から適用するものであります。 議案第96
号英語指導を行う外国青年の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、日本国への入国制限、渡航制限、防疫措置の状況等の特別な事情がある場合の
英語指導助手の任用及び報酬の支給について、所要の改正を行うものであります。 議案第97
号地方活力向上地域における
固定資産税の課税免除及び不均一課税に関する条例の一部改正については、
地域再生法第17条の6の
地方公共団体等を定める省令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。 議案第98
号特別会計条例の一部改正については、佐勢ノ
宮住宅団地の管理を一般会計へ移行し、特別会計を廃止することに伴い、所要の改正を行うものであります。 議案第99
号工事委託施行協定の変更については、
東北本線二本松・
安達間上竹跨線橋補修その他工事について、
東日本旅客鉄道株式会社との
工事委託施行協定を変更したいので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。 議案第100
号損害賠償額の決定については、田町地内の市道上の
ポットホール(舗装穴)に、自転車で走行していた相手方が前輪をとられ転倒し、けがを負ったこと等によるものであり、
地方自治法第96条第1項第13号の規定により、法律上その義務に属する
損害賠償額の決定について、議会の議決を求めるものであります。 議案第101
号スカイピアあだたら
温泉保養館の
指定管理者の指定については、現在の指定期間が令和5年3月31日をもって終了するため、現在
指定管理者に指定している
株式会社二本松市振興公社を引き続き
指定管理者として指定するものであります。 議案第102
号スカイピアあだたら
アクティブパークの
指定管理者の指定については、現在の指定期間が令和5年3月31日をもって終了するため、公募を行い審査した結果、新たに
一般社団法人F-WORLDを
指定管理者として指定するものであります。 議案第103
号城山市民プールの
指定管理者の指定については、現在の指定期間が令和5年3月31日をもって終了するため、公募を行い審査した結果、新たに特定非営利活動法人日本スポーツ振興協会を
指定管理者として指定するものであります。 議案の順序もございますが、次に議案第109号訴えの提起については、市営住宅に係る滞納家賃の支払いを求めるため訴えを提起するものであり、
地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。 次に、補正予算の説明を申し上げます。 まず、議案第104号令和4年度
一般会計補正予算についてでありますが、今回の予算補正については、エネルギー・物価高騰対策に係る措置、新型コロナウイルス感染症対応に係る措置、議案第91号から議案第95号までの給与関係条例の一部改正に伴う給与等の改定、並びに当初予算編成後の職員の異動整理に伴う各科目にわたる人件費の増減等の措置などを主として計上するとともに、その他の事務事業では、執行経過による変更及び整理に係る予算補正について措置するものであります。 歳出の主なものを款別に申し上げますと、民生費で、障がい福祉サービスにおける訓練等給付費の増3,988万5,000円。保育施設運営事業者に対する物価高騰対策支援事業補助金に549万2,000円。保育所の空調設備改修に伴う施設修繕費の増4,570万5,000円。 衛生費で、新型コロナウイルス
ワクチン接種事業費の増3億6,254万9,000円。妊娠・出産時の経済的支援に係る出産・子育て応援事業に3,390万円。 農林水産業費で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響等に伴う米価下落対策支援金に2,387万8,000円。物価高騰に伴う放射性吸収抑制対策経費の増2,149万7,000円。 商工費で、プレミアム付き商品券発行事業に伴う商工団体等事業補助金の増2,050万円。 土木費で、道路等維持管理経費の増2,036万8,000円。 教育費で、二本松城跡本丸・三ノ丸高石垣に係る災害復旧事業費に6,992万9,000円などであります。 また、歳入については、市税において、市民税及び
固定資産税の増額が見込まれることから、市税全体で2億4,999万9,000円を増額するとともに、歳出に関連する特定財源をそれぞれ精査の上、計上いたしました。 以上の結果、歳入における補正合計額は6億3,543万2,000円で、歳出における必要財源の合計額が6億2,831万3,000円となりましたので、差引額711万9,000円は、今後の財政需要に係る調整財源として予備費に留保することとし、補正後の歳入歳出予算の総額を340億6,354万5,000円とするものであります。 予算第2条繰越明許費は、児童福祉費の一般管理経費ほか4件の事業について予算を翌年度に繰り越して執行するものであります。 予算第3条債務負担行為の補正は、名目津温泉指定管理業務ほか7件を追加するとともに、
スカイピアあだたら指定管理業務を廃止し、大卒者等定住促進奨励金ほか1件について限度額を変更するものであります。 予算第4条地方債の補正は、地域住宅政策推進事業ほか1件を追加し、土木施設災害復旧事業ほか1件について借入限度額を変更するものであります。 議案第105号令和4年度
国民健康保険特別会計補正予算については、職員の異動整理等に伴う人件費の補正ほか、事業勘定において、国民健康保険基盤安定繰入金の増に伴う関連事業の財源内訳の変更、及び予備費を増額するとともに、直営診療施設勘定において、歳出で新型コロナウイルス感染症の検査機器購入に係る経費を措置し、歳入では一般会計繰入金を措置するものであります。 議案第106号令和4年度
介護保険特別会計補正予算については、歳入で介護保険事業費国庫補助金等を増額し、歳出では介護保険システム改修委託料の増額等のほか、職員の異動整理等に伴い人件費を補正するものであります。 議案第107号令和4年度
水道事業会計補正予算については、収益的収入及び支出では、職員の異動整理等に伴い人件費を補正し、資本的収入及び支出では、大壇跨線橋仮設配水管布設工事等を減額するとともに、財源である企業債を減額するほか、県補助金返還金を措置するものであります。 議案第108号令和4年度
下水道事業会計補正予算については、職員の異動整理等に伴い人件費を補正するものであります。 以上が、提案申し上げました議案の概要であります。 なお、会期中に教育委員会委員の任命に係る人事案件を追加提案申し上げる予定でありますので、あらかじめお含み置きを賜りたいと存じます。 よろしくご審議を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(
本多勝実) 以上で、市長の提案理由の説明は終わりました。
○議長(
本多勝実) 続いて、令和元
年度二本松市下水道事業会計、令和2
年度二本松市下水道事業会計、令和3
年度二本松市下水道事業会計の決算の再審査に関する監査委員の報告を求めます。 監査委員、守岡健次君。
◎監査委員(守岡健次) 議長、監査委員。
○議長(
本多勝実) 守岡健次君。 (監査委員 守岡健次 登壇)
◎監査委員(守岡健次) 代表監査委員の守岡でございます。 議会選出の佐藤有監査委員もおられますが、私のほうから地方公営企業法第30条第2項の規定に基づき、令和元
年度二本松市
下水道事業会計決算、令和2
年度二本松市
下水道事業会計決算及び令和3
年度二本松市
下水道事業会計決算における一部修正について、それぞれ市長より監査委員の再審査に付されました。 再審査に当たっては、所管部長以下、関係職員の出席の下、一部修正が生じた経緯及び原因等について説明を受け、内容を再審査いたしました。 このたびの一部修正の原因は、市内榎戸二丁目地内にございます「あだたら清流センター」に係る維持管理負担金について、福島県は、平成21年度分までは当該年度内に精算していたものを平成22年度分からは翌年度精算に変更したことにより、精算返戻金が生じた場合の消費税の扱いについて、本来課税扱いで処理すべきところを誤って不課税扱いで長年処理をしてきたことが、今回、二本松税務署から指摘・指導を受け、直近の3か年度分について、修正するに至ったものであります。 このことを踏まえ、令和元年度から令和3年度までの各二本松市
下水道事業会計決算における維持管理負担金精算返戻金は、消費税法上課税扱いとなるため、このことにより、修正が生じた関係部分については、いずれも地方公営企業法及び消費税法等関係法令に基づき、適正に修正されていると認めました。 以上が決算再審査における審査結果概要でありまして、詳細につきましては、お手元の再審査意見書をご覧いただきたいと存じます。 なお、今後、同様の事案を引き起こすことのないよう疑義等がある場合は、専門的知識を有する機関や法人等に確認、助言を求めるなど適切に対応するとともに、日頃から関係法令等についての知識を深めるなど自己研さんにも励み、適正な経理処理の遂行を願望しつつ、
下水道事業会計決算の再審査の報告といたします。
○議長(
本多勝実) 以上で、監査委員の報告は終わりました。
○議長(
本多勝実) 次に、請願の付託報告を行います。
今期定例会において、本日までに受理した請願は、お手元に配付いたしました
請願文書表のとおり1件であり、会議規則第141条の規定により、所管
常任委員会に付託いたしましたので、ご報告いたします。 以上で、請願の付託報告は終わりました。
○議長(
本多勝実) 以上で、本日の日程は終了いたしました。 明日7日から11日までは、
議案調査等のため休会であります。 よって、本会議再開は、来る12日午前10時からであります。
○議長(
本多勝実) 本日は、これをもって散会いたします。 (宣告 午前10時44分)...